ローマ②の1

庭球塾スタッフ

2021年05月14日 11:50

こんにちは。松村です。

昨夜はローマの3回戦でした。昨日は2試合観たので、若干寝不足気味です。笑

今回は長くなりそうな予感なので2回に分けてお送りします!

まずは、ナダル選手vsシャポバロフ選手!

互いにレフティでナダル選手は、言わずと知れたクレーコートキング。

一方、シャポバロフ選手はカナダの若手で、ボールにも動きにもスピードとバネがあり、サービスも1stサーブは常時200km/hを超えてきます。

僕が帰った時点では1stセット、ナダル選手から0-4!2ダウンの状態でした。

ざっくり言うと、ナダル選手は2回戦の疲れ(2時間半ぐらいの熱戦)もあってか、前半からいまひとつ動きにキレがなかったように思いますが、シャポバロフ選手はイケイケで押してました。1stサーブが入れば8割以上の確率で取り、ロングラリーでも負けません。

甘いボールがくれば、コートの中に入ってしっかり叩いて、ボレーを取る。完璧でした。

一方、ナダル選手は1stが入っても5割を切るポイント取得率だったので、苦しかったですね。

2ndセットも立ち上がりから、ブレークされてあっという間にナダル選手から0-3…

どうにか4ゲーム目で、長いデュースの末ようやくキープ!

で、ここからがすごかった!!

今までシャポバロフ選手がミスしていなかったショットをミスし始めたのです。

シャポバロフ選手はシングルバックハンドですが、ナダル選手はやられていてもずっとバックハンド側にループボールを集めていました。

基本的にはシングルバックハンドのプレーヤーはプロ、一般の方を問わず、肩口にくるハイボールが得意ではありません。力が入りませんからね。←一時期、フェデラー選手がこれでナダル選手にやられまくってました。

序盤は回り込みフォアを使ったり、バックハンドのライジング気味で取ったりと、足を使えていましたが、ここにきて足が止まり始めたのです。まるで、こうなることが分かっていたかのように…←こわい。笑

それからは、ナダル選手の1stサーブの確率、ポイント取得率も上がり、さらにはロングラリーでもポイントが取れるようになり、一気に5-3!9ゲーム目はキープされましたが、10ゲーム目をきっちりキープして6-4!

痺れました。ナダル選手のメンタルとテニス、そして僕の足…

ちょっと2セットだけを振り返っただけでも、長くなったので、(本当は書き足りないけど…)ファイナルセットは後で書きます。

では、後ほど。

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