ローマ②の2

庭球塾スタッフ

2021年05月14日 13:09

こんにちは。松村です。

さて、ナダル選手vsシャポバロフ選手のファイナルセットの所感です。

ファイナルセットは互いにキープキープで始まりましたが、ナダル選手1-2でシャポバロフ選手がブレイクに成功!ナダル選手は0-40から30-40まで巻き返したのですが、僅かに強打が入りませんでした。

が、しかし、次でナダル選手が即ブレイクバック!2-3でイーブンに戻します。

ちょっとこの辺からシャポバロフ選手に焦りがあったように思います。

なんとなくですが、表情だったりポイント間の間の早さ。まるで、ラリーを嫌がっているように見えました。

でも、トッププロ。シャポバロフ選手5-5のサービスゲームでは、ブレークポイントを3本セーブし、キープ成功!ちなみに内容は、ダブルフォルト2本、サービスエース3本を絡めたショートポイントでした。

ブレークポイントでエース、デュースでダブルスフォルト、最後はエース2発でキープ。笑

このときすでに3時間超え。にも関わらず217km/hとかサービスのスピード出してました。←フィジカルすごい。どんなトレーニングしてるんですかね?てか、高速道路だったら、1発アウトですけどね。テニスにもスピード違反つけた方がいいのでは?笑

逆に窮地に立たされたのはナダル選手です。

5-6サービスでは、デュースコート側で3本連続回り込みフォアハンドをサイドアウト…全く同じミスでした。
これで、30-40。シャポバロフ選手のマッチポイント。

1stサーブが入らず、2ndサーブになりましたが、長いバックハンドのクロスラリーから、シャポバロフが強引にストレートに展開してミス。

デュース…

また、フォアハンドの今度は回り込みフォアストレートをナダル選手がわずかにロングで

マッチポイント、シャポバロフ選手…

サーブから長いラリーになり、少しシャポバロフが力んだのか、センターコートの風の影響か、フォアハンドがフレームに当たり大きくアウト。

デュース…

ここからは2本リターンミスだったかな?

最早、色々なシーンが思い出されて詳しくは忘れましたが、なんとか持ち堪え、キープ!

ファイナルセット、タイブレークへ。

タイブレークはナダル選手2-1から、シャポバロフ選手の簡単なミスが2本続き一気に4-1。

次のナダル選手も1本落として4-2でサイドチェンジしましたが、最後はサーブからフォアハンド回り込み逆クロスをねじ込み7-3で勝負は決しました!!

いや〜、2ndまでもすごい内容でしたが、ファイナルはそれまでの2セット分をギュッと濃縮したような内容でした。120%ジュースのような。←そんなジュースはありません!笑

僕もジュニアの試合を観に行きますが、自分のコーチングしている選手がこんな試合したら、吐きます。間違いなく!

ただ、やっぱり最後まで諦めないメンタルとナダル選手のヘビートップスピンは、じわじわと相手選手に効いていくんだな。と改めて感じさせる内容でした。

シャポバロフ選手も本当に素晴らしかったです。堂々としていましたし、最後は自滅でしたが、それもナダル選手の戦略かと思うと、ものすごいレベルの試合だったな。と思います。

んー。ローマの3回戦は2回では収まりそうにないです。笑

また次に乞うご期待!では。


関連記事